【できないからやりたい】

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【できないからやりたい】


福岡市博多駅前の美容室

乾かすだけで髪がまとまるドライカットができる

ワッカム(ワットカムズアラウンド)です!


こどもたちのお遊戯会を見に行きました。
幕開け直後から涙腺がゆるむ母です。
#わが子はまだステージ裏
#岩橋式


お客様からの質問で、「いつから美容師になりたかったの?」と聞かれることがあります。


いつから…?

当たり前に進んできた、と思っていました。

これだけ聞くとなんだかカッコつけたような言い方ですよね。笑


単純に決心した瞬間などがないのです。


でも、小さい頃から美容師になる理由を1つずつあつめてきたのかなと今は思います。


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▼できないこと。の認識
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兄と弟に挟まれやんちゃだった幼少期。

遊びはもちろん男の子寄り、走るか飛び降りるか。

唯一のかわいい遊びは、おばあちゃんが買ってくれたリカちゃん人形。

怪獣のような孫へ願いを込めて贈ってくれていたと思います。


中身は女の子、カラフルなドレスや靴に囲まれてキュンキュンしました♪

あるとき気づいたんです。


「みんな同じような髪型で面白くない」


ということで結んでみたのですが、幼稚園児のわたしに思い通りのスタイルはつくれませんでした。

作り方も知りません。


「じゃあ、切ってみよう!」

今でもカットされた人形が残っていますが、かわいそうな状態です。


「あれ、できない。」

体を動かすことは得意だったので、自分の体(指先)でできないことがあるとはじめて認識しました。


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▼この髪じゃできない
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中学3年生のとき。

はじめての美容室へ、私とは髪質が真逆な猫っ毛の友だちと隣町まで行きました。


ファッション雑誌の切り抜きをもち、同じ髪型になれると信じきっていたんです。

当時流行っていたのは、毛先がスカスカでペタンとしたスタイル。

友達と隣同士うきうきで切ってもらっていました。


終わって鏡を見せてもらうと、ヘルメットをかぶっているかのような自分がいます。


横を見ると成功例ヘアのともだち。


「あー、髪質が真逆だとこの髪型はできないのか。」

悲しさと、疑問が残りました。


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▼何もできない
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中学の職場体験で、早起きがイヤで家から徒歩1分の床屋を選びました。


体験最終日。

長崎市内で美容室を経営しているオーナーが、そっちの店舗に連れて行ってくれました。


床屋では楽しくなかったカット風景が、キラキラ見える不思議。

なにより輝いていたのがスタッフのお姉さんと、そのお客様の笑顔。

なんて幸せな空間なんだと感じていました。


会話には入れてもらいましたが、ただのお手伝い中学生ではシャンプーすらできません。

免許がないと掃除くらいしかできないのです。


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▼できないからやりたい
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髪の毛に関してたくさんの、色んな ”できなかった” 経験がありました。


できないのはなぜか。
できないから知りたい。
できないからやりたい。


そうやって、美容師の道へ確実にむかってきていたのかもしれません。


美容師になってもできないことはたくさんで、

できるようになると次から次に新しい”やりたい”
がやってくる。


なんと魅力的な。


そんな “美容師” というすてきな仕事にまんまと引き寄せられた園田の話でした。